清宮質文
2016年 10月 20日
先日、東京美術倶楽部で初めて知った木版画の作家、清宮質文氏。
私は木版画にあまり興味がなかったので全く知らず。。。
しかし初めて拝見し、とても気に入りました。
作品は高価でとても私には買えないけど、居合わせた日本橋の美術商のKさん、いつも大した客でもない私に丁寧に説明してくれますが、今回もいろいろ教えてくれました。
「嫌って作品がないんだよね〜、清宮さんの版画は、、」と、Kさん。
確かに20点ほど飾られた作品どれもが素敵でした。
この世界、、レベルの低いものは論外として、、あるレベルでkさんのような専門家にそう言わしめるのって、なかなか難しい。
少し情報仕入れようと本、注文しました。。
しかし勝手なものです、、傍観者は。
作家の側に立てば、柔らかで空想的な作風の裏側で、どれだけの厳しさがあったでしょうか。
巻末にあった、清宮氏も諳んじたらしい中原中也の短歌が、、。
「芸術を遊びごとだ思っているその心こそあはれなり」
by seki222
| 2016-10-20 06:42
| 本