良寛のうたをうたい、亡き師を偲ぶ
2016年 07月 23日
久しぶり筆を執りました。
昔は時間があれば書いてばかりでしたが、今の役職になってめっきり減りました。
それでも時折暇をみてこうして遊べるのは良寛に親しみを持ち、名誉や肩書に執着すること、何より俗なこと嫌った亡き師のお陰と、在りし日の師との対話を思い出しながら、今日は書斎に籠ったわけです。
改めて人との縁の大切さ、さらには偶然の出会いや不思議さも感ずるわけです。
良寛のうた。
子供の頃に抱いた小さな疑問が結局、形にならず、二十歳過ぎてからズバリ良寛が同じことをうたっていたのを知り、親しみを覚えて良寛の庵があった新潟は国上山まで車を走らせたことがありました。
山の中腹に、残念ながら私が訪れた時には修復中だった五合庵がありましたが、厳しい気候と研ぎ澄まされた良寛の感性を感ずるには充分な時間を持てました。
……
今日は窓から入る風が気持ち良い、この時期には珍しい日でしたが、そんな心地良い風とともに良寛と戯れることができました。
いつも周りに人が多いですが、今日は無言でひとつことに取り組む、、
結局一言も喋らない孤独な日でしたが、その代わり心には何かが沈殿したような、そんな感覚を覚えた充実した日になりました。
by seki222
| 2016-07-23 18:20
| 書