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花、書、音楽、旅、人、、、日常で出会う美しごとを

日々出会った出来事、風がないのに風に吹かれているような、そんな生活で出会った美しごとをつらつらと。


by nature
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花は野にあるように

利休七則

1. 茶は服のよきように点て
2. 炭は湯の沸くように置き
3. 花は野にあるように生け
4. 夏は涼しく冬暖かに
5. 刻限は早めに
6. 降らずとも傘の用意
7. 相客に心せよ



20代のころ、京都国立博物館で開かれた利休展を見に行ったが、見に行ったというだけで何が何だかさっぱりわからかった。

茶の湯を嗜むわけでもなく、さりとて古美術に興味があるわけもない時代。


それから20年ほど。

まさか自分が花を活けるようになるとは思いもしなかったが、利休さんの「花は野にあるように生け」という言葉が気にかかるようになった。


そもそも自分が花を活けたいな・・・と思ったのは、ただ花好きで、花を活ける素人の女性と出会ったことが大きい。

欲もなく、ただただ花が生きるように、、花と活ける器と対話して出来た世界。

決して派手でもなく、多くを語ることはないのだが、見ていてとても清々しく思ったもので、まさしく利休さんのいう「花は野にあるように」を体現したかのように思えた。



花を習う。

習う、、習えば習うほど技術は増し、しかしうっかりすると技巧ばかりで、「こうやりたい、ああやりたい精神」ばかりが出てしまい、失礼ながらプロとして活動している方の花も見る気にはならない。そこには花の言葉を理解いているのだろうか、、とさえ思えてしまう。

やはりいかに自然であるか・・・ということが肝要のこと、相変わらず雲をつかむような話だが、やっぱり人間が出るのだろうな、と思う。



歴史を知り、先人を敬い、自然に感謝し、、そんな生活をしていたら、個人なんてどれだけちっぽけなものだと思うのだろうと。

モノ作る者として、自戒として。。



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by seki222 | 2016-01-21 22:19