信仰
2016年 01月 03日
財産家の家に生まれ、何不自由なく育てられやりたい放題だったフランチェスコ。
そのフランチェスコが清貧という思想のもと、後にサンタキアラなどとともにフランチェスコ派を立ち上げるまでに改心したのはどんな心境だったのだろうか。
イタリア、ウンブリア地方。
アッシジのスパシオ山。
フランチェスコが眠る棺の前。
何列かに並べられた椅子にうなだれるように座る世界中からやってきた人々。
それぞれが何かを心に抱いてこの地に来るのだろうな・・。
己の生き方に何かを感じ、これからの希望を抱きつつ、それでも答えが出ずに何かにすがるようにこの地にやってきて。
「信仰」と一言でいってしまうにはあまりに重いその姿に、信仰云々ではなく観光名所の一つとしてやってきた人々は何を感じるのだろう。
私もその一人なのだが。
by seki222
| 2016-01-03 21:50
| 旅